Horus。ホルスは、エジプト神話における天空の神。ハヤブサの頭を持ち太陽と月の両目を持つ成人男性として表現される。初期は、ハヤブサそのものの姿として描かれたが時代とともに人間の姿(幼児~成人)をとるようになった。ヘリオポリス9柱神に含まれることもある。
もともとホルスは、それらがラーの息子である存在とオシリスとイシスの息子である存在のふたつが、同名かつ神格と役割が異なる神として二柱存在していたが、やがて同一視され習合されたものだとされている。エジプトの神々の中で最も古く、最も偉大で、最も多様化した神の一つである。地域や時代によっては異なる呼称や神格を持ち、また多くの他の神々と習合している。
オラクルカードに登場する場合は、冥界の神オシリスを父に、豊穣の女神イシスを母に持つとされ、配偶神は愛と美の女神ハトホルであるとされる。「オシリス神話」のなかでは父オシリスを殺害した宿敵セトと戦い、勝利した。また、母イシスと協力して父を復活させたことからホルス自身も冥界と現世を行き来する能力、世界を行き来する能力を持っているとされる。
古代エジプトにおいてホルスは「王そのもの」であり、ファラオは、ホルスの化身、地上で生きる神(現人神)で現世の統治者と捉えられていた。初期王朝時代のファラオはホルスの化身を名乗ることで、絶対的な権力を獲得したとされている。
魔除けの意味を持つとして、有名なシンボルな「ウジャトの目」とは、ホルスの目のことである。
オラクルカードにおけるホルスは、ハヤブサの空を飛ぶ能力、また素早さから「先見の明」「洞察力」「サイキックな能力」「瞑想」「祈り」、さらに世界を行き来する能力から「宇宙とつながる」「世界を移行する」ことを象徴として登場する。
キーワード
先見の明、サイキック能力、宇宙とつながる、世界の移行
関連するシンボル
イシス
エジプト神話における豊穣の女神。ホルスの母であり、配偶神でもある。献身的な母や妻としての性格を表す反面、強力な魔術師的存在として扱われ、魔術の女神や魔女の元祖とされることもある。オラクルカードにはよく登場する。
オシリス
エジプト神話における冥界の神であり、ホルスの父。弟セトに殺され、妻イシスと息子ホルスの協力で復活したのち、冥界の神となった。オシリスは冥界において、神聖な裁判官や王としての役割を果たしているとされる。
ハヤブサ
獲物をみつけて急降下する速さは時速390kmにも達し、世界一速いとされる鳥。背側は黒っぽく、腹側は白色で細かいしま模様がある。日本では冬鳥として渡来し、平地に生息する。ワシやタカよりも小型である。
登場するオラクルカードデッキ
『KEEPERS OF THE LIGHT ORACLE CARDS』 by Kyle Gray
ホルスにつながっているとき、自分の思考はとても高いところにあって「宇宙」とつながった考えを持つことができています。このとき、そのアイデアはとても魅力的で強力なものになっているはずです。そして、それを実行することで奇跡的な体験を実現することができるのです。思考の力は、宇宙へオーダーする力であり、それを現実世界へ実現する力でもあります。ホルスとつながる今こそ、宇宙とのつながりがより強力となり、宇宙にオーダーし、それを実現する力がとても強力になっているときです。あなたの本質が求めているものを創り出す絶好の機会なのです。
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