神秘的なスピリチュアルガイドと繋がるためのオラクルカードとして人気の『Keepers of the Light Oracle Cards』。カードに直接日本語が書かれている日本語版も販売されており、英語が苦手な方にも、オラクルカードがはじめての方にも、使いやすいカードのひとつです。

わたしがこのカードと出会ったのは、神さまやアセンデッドマスター(聖人や仙人など)のことをもっと知りたいと思ったときでした。もともと理系のわたしですから、フワッと「天使」などと言われても、なんとなくピンとこなくて、その相手の名前を知っておきたくなるんです(今はそこまでの抵抗はないですが(笑))。しかし、このカードを手に入れた当初は、なんせ出てくる人物の多さに圧倒されてしまいました。聖人(キリスト教)からはじまり、インド神話やエジプト、ケルト、北欧神話など、幅広く、世界中からの神様たちが紹介されているのです!だから、はじめは1枚ずつ、それぞれの人物を調べ上げて、理解することからでした。
しかし、早いうちにこのカードに出会ってよかったと思っています。なぜなら、このカードで色んなひとたちに「ごあいさつ」しておいたおかげで、そのあとに別のデッキで出会ったとき、「あ、どうもお久しぶりです」という感じで、ずいぶん親しくなれていましたから(笑)。このデッキは、どの人物も正面からまっすぐ、そして丁寧に描かれているので、そういう感じで、はじめましての「ごあいさつ」に持ってこいのデッキです。
Keepers of the Light Oracle Cards:基本情報
光の守護者たちは、世界の平和、癒し、育成に献身する悟りを開いた魂の強力な集団です。この素晴らしいカード デッキは、天と地をつなぐ架け橋であり、45人のアセンデッドマスター、スピリチュアルな存在、そして世界中の多くの伝統から高次の存在を集め、彼らを求めるすべての人を助けるためにここにいます。
このデッキは、直感力を高め、霊的な才能を受け入れ、受け取るメッセージを信じたいと考えているスピリチュアルな探求者のためにデザインされています。つながる準備はできていますか?光の守護者たちに導かれましょう!
「Keepers of the Light Oracle Cards」裏面説明文より引用・翻訳
枚数:45枚
ガイドブック:128ページ
カードサイズ:127×89mm
パッケージサイズ:10.01×3.66×13.67cm
著者:Kyle Gray(カイル・グレイ)
イラスト:Lily Moses(リリー・モーゼス)
発売元:Hay House
証明写真のような、まっすぐな美しさ
カードの質感は、ツルっとしていてしっかりとコーティングされています。ある程度の厚みがあって、しっかりとした質感で、神さまたちが正面を向いて描かれているので、このツルツルの表面とあいまって、まるで証明写真を思わせます。それが、冒頭にも書いた「ごあいさつ」の雰囲気を出してくれるというわけです。

神さまや聖人、アセンデッドマスターたちが描かれるデッキは、なかなかなじみにくいところがありますが、このデッキでは、逆にかっちりとした印象があるために、真摯に向き合うことができます。まさに「ごあいさつ」という気分で、それぞれの方々と向き合って、関係を構築していくことができるのです。

カードにはシンプルで明確なメッセージが書かれており、ガイドブックにはより詳しい解説が記載されています。カードには、名前、キーワード、短い説明が書かれており、オラクルメッセージをその場で直接読んで受け取ることができます!
思わず見つめ返してしまう、気づかされる。
このデッキに描かれる44人の人物たちは、みんな正面を向いた姿で描かれています。そのため、どのカードを引いても、まっすぐ、それぞれの目を見つめ返してしまいたくなるんです。そして、その異様ともいえる(?)見つめ合いのなかで、メッセージを受け取っていくことができます。そう、それはある種の瞑想状態なのかもしれません。そのなかで、メッセージを受け取ると、なにか大切なことに気がつくのも当然というものです。
ただし、やはり人物系のオラクルカードのため、メッセージを本当に深いレベルで受け取るためには、その人物の背景を知っておくことが必要になります。このデッキは、比較的やさしく、キーワードとともに短い説明を書いてくれているので、メッセージを読むのに、予備知識は不可欠ではありません。しかし、メッセージの背景を知っておかないことには、その意味をしっかりと受け取ることができないのも事実なのです。
例えば、「マスターブッダ」と言われれば、誰でも「仏教の開祖で、目覚めたひとだ!」ということをなんとなくは知っています。だから、そのカードの意味が「内なる目覚め」で「深いつながり」「自分の内なる声を信じる」と書かれていると「あー、なるほど!」とわかるわけです。

しかし、「メルキゼデク」(旧約聖書の登場人物)を知らないひとが、「高い学び」「経験から学びなさい」「さらに進歩するためには、より内省すること」と書かれていても、いまいち何のことかわかりません。

つまり、基礎知識がなければ、文字としてのメッセージは読めるけれど、本当のところは受け取ることができない。まさに、教養がモノを言う、芸術作品の鑑賞と同じような感覚があるのです。
基礎知識がそれなりに学べる!
ガイドブックには、基本的な知識がそれなりに書いてあります。「この人物は~として知られていまう」といったような表現からはじまり、現代のチャネラーさんたちが言っているようなことが書いてあります。つまり、「現代では~という活動をしています」という非常にスピリチュアルな目線で書かれているのです。聖書の登場人物や神さまたちについては、「基本的なことはわかっているよね?」の感じがあるので、もう少し知りたい場合には自分で勉強していく必要があります。

イエス(キリスト教の開祖)の説明で「A man who needs no introduction.(紹介不要の男)」と書かれていたのに思わず吹いてしまいました(笑)。

とはいえ、オラクルカードの意味としてはわかりやすく書いてあるので、サラリと読んでしまうならそれで充分です。それ以上のことを勉強したり、研究したりしようとすると、どんどん深みにはまってしまうのです。それが楽しみでもあり、課題にもなりうるというわけです。
人物系オラクルの入門としておすすめ!
書かれている英語もシンプルでわかりやすく、また日本語版も販売されていることから、人物系のオラクルカードの入門としては非常におすすめのデッキのひとつです。人物を知ることは、そのひととつながりを作ること。
逆に言えば、そのひとのことを知らないで、つながることなんてできないんです。例えば、有名な先生なんかと仲良くなろうと思ったら、そのひとの経歴とか研究とか、そういうものを知ったうえで話しかけるほうがずっと仲良くなれますね。神様たちの世界は、ときにややこしかったり、わかりにくい部分も多いのですが、まずは、シンプルに「お名前」と「軽いプロフィール」を知るところからです。このデッキは、そんな一番基本の知識を整理するための入門として、おすすめなのです。
はじめてのKyle Grayとしても
日本でもオラクルカードの開発者としてよく知られ、世界的にも有名なドリーン・バーチュー。ドリーンは、宗教上の理由でオラクルカードの世界から離れ、彼女のデッキは絶版となり、現在ではほとんど手に入らない状況です。このデッキの著者のカイル・グレイ(Kyle Gray)は、「ドリーン・バーチューの次の人」とも言われ、エンジェル・コミュニケーター、ミディアム、モチベーショナル・スピーカーなどとして、多方面で活躍しています。そんなKyle Grayのデッキは一見すると、難しい感じがしたり、捉えどころがないような感じ」で、なかなかとっつきにくいところがあります。
彼の作品のなかでも、この『Keepers of the Light Oracle Cards』は、神さまたちとまっすぐ向き合えるような構成になっていて、オラクルカードの入門としてもとても役に立つでしょう。これからのスピリチュアルを担っていくKyle Grayの作品に触れるという意味でも、非常におすすめです。
魂の進化をサポートしてくれる、高次の存在とつながりたいあなたへ。
このデッキが気になるひとは、これから高次の存在たちともっとつながっていきたいと思っているのでしょう。目にはみえなくても、高次の存在たちはいつも近くでサポートしてくれています。しかし、そういった存在とつながるためには、なにか特別な能力が必要であるような気がしてしまいます。このデッキが教えてくれるのは、神さまたちはそれほど高いハードルを設けているわけではないということです。こちらがまっすぐ向き合おうと思えば、向こうもこちらを向いてくださる。デッキからカードを一枚引くだけで、今のわたしをサポートしてくれる、高次の存在とちゃんと向き合うことができるのです。

このデッキは、神さまたちと「ごあいさつ」して、その存在をちゃんと感じたい、そしてもっと仲良くなっていきたい方におすすめです。漠然としか感じていなかった、高次の存在の方々と出会う感覚を、デッキを通してよりリアルに疑似体験することができるでしょう。
カードに含まれる象徴一覧
- Archangel Michael(大天使ミカエル)
- Brigid(ギルデアのブリギッド)
- Cernunnos(ケルヌンノス)
- Charity(チャリティー)
- Commander Ashtar(アシュタール司令官)
- Diana(ダイアナ)
- Djwal Khul(ジュワルクール)
- El Morya(エル・モリヤ)
- Faith(ファイス)
- Freya(フレイヤ)
- Gaia(ガイア)
- Green Tara(グリーン・ターラ)
- Hilarion(ヒラリオン)
- Holy Amethyst(ホーリーアメジスト)
- Hope(ホープ)
- Horus(ホルス)
- ISIS(イシス)
- Joan of Arc(ジャンヌ・ダルク)
- Kali-Ma(カーリー・マー)
- Krishna(クリシュナ)
- Kuthumi(クートフーム/クツミ)
- Lady Nada(レディ・ナッシング)
- Lady Portia(レディ・ポルシャ)
- Lady Venus(レディ・ヴィーナス)
- Lord Ganesh(ガネーシャ神)
- Lord Shiva(シヴァ神)
- Mahavatar Babaji(マハー・アヴァター・ババジ)
- Mary Magdalene(マグダラのマリア)
- Master Buddha(マスター・ブッダ)
- Master Jesus(マスターイエス)
- Melchizedek(メルキゼデク)
- Mercury(マーキュリー)
- Mother Mary(聖母マリア)
- Odin(オーディン)
- Paul the Venetian(ポール・ザ・ベネチアン)
- Quan Yin(観音)
- Radha(ラーダー)
- Saint Germain(サン・ジェルマン)
- Sanat Kumara(サナト・クマラ)
- Serapis Bey(セラピス・ベイ)
- The Divine Director(ディバイン・ディレクター)
- The Holy Spirit(精霊)
- The Myriam(ミリアム)
- The Shekinah(シェキーナ)
- White Eagle(ホワイト・イーグル)
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