The SECRET LANGUAGE of COLOR CARDS(カラー・カード):レビュー【カラーだけでも深い意味がある】

カードレビュー

わたしがオラクルカードに興味を持ったのは、本当に偶然の積み重ねでしかありませんでした。理学療法士から整体師として独立したとき、たまたま最初の仕事場が“スピリチュアルカフェ”のようなところで、そこからスピリチュアル的な要素を施術のなかに取り入れていったのです(そうせざるを得なかった)。このデッキを手に入れたのは、そうやってスピリチュアルの世界に足を踏む入れていくなかで、自分の言葉で「カラー」のことを説明したいと思ったのがきっかけでした。「カラー」がわかればいろんなものがつながってくるということを考えていたはずで、これは現在の自分の「すべてはつながっている」という象徴的なものに対する理解の基礎を築いていったわけです。

このデッキは「カラー」に興味のある人にはもちろん、占いやパワーストーンなどに興味のあるひとにもおすすめです。どんな象徴にも必ず「カラー」「色」は含まれていますから、このデッキがその基礎になってくれるでしょう。この記事では「The SECRET LANGUAGE of COLOR CARDS」(英語版)を紹介していきます。日本語版もありますが、もし「カラー」に本気で取り組みたいのであれば、英語版をおすすめします。

The SECRET LANGUAGE of COLOR CARDS:基本情報

『The SECRET LANGUAGE of COLOR CARDS』は、色の並外れた治癒力を引き出す鍵です。著者のInna Segalが、質問をしてデッキからカードを引くだけの簡単な方法から、カラーカードを体の一部に直接置いてその色の特定の治癒波動を導く方法まで、カードを使用するさまざまな創造的な方法を案内します。独自の健康法を考案するのは、これまでになく簡単になりました。色のパワーと治癒プロセス、行動、アファーメーションを組み合わせたこの鮮やかなカードデッキは、毎日使用することで、インスピレーションに満ちた直感的なガイダンス メッセージを受け取り、体を自然な健康、活力、調和の状態に戻すのに役立ちます。

緋色、琥珀色、翡翠色、プラム色まで、色彩のスペクトルにわたる独自の癒しの波動が込められた45枚の美しいカードと付属のガイドブックを備えた「The Secret Language of Color Cards」は、人生のあらゆる領域に創造性、喜び、調和、バランス、健康をもたらすのに役立ちます。

『The SECRET LANGUAGE of COLOR CARDS』裏面説明文より引用・翻訳

枚数:45枚

ガイドブック:84ページ

カードサイズ:13.9×95cm

パッケージサイズ:12.7×3.62×17.5cm

著者:Inna Segal 

独自評価

項目評価
象徴性3.7
連想のしやすさ4.5
深さ4.2
信頼度4.7
読後感4.7
総合4.4

薄い紙でも発色がすばらしい

このカードはかなり薄い紙でできており、一般的なオラクルカードに慣れていると少しびっくりするかもしれません。実際、amazonのレビューでも「カードの薄さでシャッフルすると誤って折ってしまう恐れがある」という書き込みをみかけました。たしかに、ペラペラした印象があり、シャッフルには不安が残る部分はあります。しかし、この薄さであるがゆえに、コーティングがよりきれいに、そしてカラーの発色がうまく表現できていると思うのです。日本語版のほうが、カード自体は厚く作られていますが、英語版のほうが発色がよく、同じような作りのはずなのに、迫力がぜんぜん違います。

パッケージはかなり大きめになっていて、しっかりとした作りです。一般的なオラクルカードとサイズ感が異なるので、少し場所を取ります。(日本語版は一般的なサイズ感と同じです。)

バックデザインは、虹がモチーフになっていて、子供頃に触れたの絵本のような温かさを覚えます。なんだかとても懐かしい気持ちになるんです。あの頃、はじめて触れるいろんな色の、その新鮮な輝きを思い出すような、クレヨンを握った手の匂いを思い出すような感覚になるデザインです。

色だけでもこれだけメッセージがある

このカードに触れると、改めて「カラー(色)」の凄さに魅了されます。普段何気なく見ているものの色に、オラクルカードが成立するだけの意味があるなんて、考えもしないですから。小学生の頃の色鉛筆がだいたい24色セットだったのに、このデッキでは45色扱われています。それだけのカラーからリーディングすることができれば、世の中の色のほとんどは意味を見出すことができそうです。

カードのメッセージは、短い文章で直接書き込んであるため、とてもわかりやすくなっています。これまで生きてきたなかでなんとなく知っているような内容のもの(例えば「GOLD]は「富を引き寄せる」)もあれば、考えてもみなかったようなもの(例えば「スカーレット」は「成功を引き寄せる」)もあり、確認かつ勉強になり、知識をじっくり深めていくことができます。

色だけでも十分に意味を表現していることを再認識し、ほかのカードのリーディングにも活かすことのできる象徴体系を理解するためにも役に立つ基本的なデッキなのです。

淡々とした解説が小気味よい

ガイドブックはあっさりとしており、ホッチキス止めの簡易な作りになっています。それぞれの説明には「色の解説」「使い方」「アファメーション」がかいてありますが、これもまったく気取った感じがなく、淡々とした書き方で、読んでいて爽やかな気分になります。オラクルカードの解説は、研究者としては背景知識があるとうれしいですが、リーダーとしてはこのくらいライトな感じさらりと読めるのも楽しいものです。

解説を読んだうえで、自分の服装や持ち物、よく使うペンの色など、カードから飛び出したところに応用してみるとおもしろいかもしれません。これぞ、オラクルカードの本領発揮なのです!

色の力をセラピーとしても使えるカード

このカードは一般的なオラクルカードと同じように、もちろん質問をして引くこともできます。カードの意味からリーディングして、メッセージを受け取ってもいいですし、素直に「必要なカラー」として受け取ることもできます。「必要なカラー」は、服装や持ち物として取り入れるほか、食べ物や飲み物として体に入れたり、絵を描いたりするときの参考にしてもいいそうです。

また、カードをそのままカラーセラピーに使用することもでき、体のチャクラに応じた部分にカードを置いたりすることも推奨されています。他のデッキでも瞑想に用いたり、飾っておいたりするような使い方が書かれていることはありますが、直接カードからパワーを感じることを推奨しているデッキはあまり見かけることがありません。カラーそのものを扱っているデッキの強みであるといえるでしょう。

単純ゆえに、深いものを感じる

「カラー」がテーマになっているデッキであるために、描かれているものは単純そのものです。「タンジェリン」のカードには「タンジェリン(オレンジ)」が描かれているだけ。そこに象徴もなにも、読み取ってみなければならないものはありません。しかし、だからこそ、これだけで意味を表しているというところに「カラー」そのもののパワーを感じることができるのです。

そして、極めつけはカードそのものをセラピーのツールとしても利用できること。それだけカードに印刷された「カラー」が、すでに効力を発揮しているということで、「カラー」のパワーを余すことなく感じることができるデッキになっています。

応用の幅が広すぎて、はじめは戸惑うかも

反対に「カラー」がテーマであるがゆえに、応用の範囲が広すぎて、どう使えばいいのか、はじめのうちは戸惑うかもしれません。単に「カラー」の話だけのカードかと思っていたら、そこからメンタルのことや肉体のことにまで話が広がり、さらにパワーストーンやチャクラにまで応用の範囲が広がっていくわけです。ですから、本当に簡単に考えて「カラー」のことだけに集中してリーディングしたり、しっかりと応用させて深いリーディングができるようになったりすると、その深みを楽しむことができるようになりますが、まだ初心者のうちに自分で応用しようとすると難しく感じてしまうかもしれないわけです。

自分の知識だけで無理しようとせず、むしろ、このデッキがひとつのステップになることを理解し、自分の段階に応じた使い方をしていく必要があります。

己を知り、その先へ向かいたい、あなたへ。

このデッキは「カラー」というテーマを扱っているために、まさに基本に忠実にあるデッキです。「カラー」からの応用はいくらでもありますが、「カラー」自体は、今後もその意味を変化させていくことはないでしょう。それが「カラー」の本質であって、人間の文化の背景に必ず存在するものです。つまり、「カラー」を知ることは、人間を知ることであり、自分を知ることそのものなのです。

このデッキが教えてくれるのは、今、目の前で向き合っている事柄の根源に流れる本質的なエネルギーです。そして、そこから進むために必要なものの、やはり本質的なエネルギーです。自分の足元を知ることは、次の大きな飛躍のために欠かせないものです。足元に流れる本質を知るからこそ、そこからグッと立ち上がることができるのです。このデッキは、そんな足元を照らすための明るい火になってくれるでしょう。

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