カードリーディングをより深く理解し、実践するためのコツを紹介します。初心者の方から上級者まで、直感力を高め、より的確なメッセージを受け取るための方法をお伝えします。
1. 直感を信じる
リーディングの際に最も大切なのは、カードの意味を暗記するのではなく、自分の直感を活かすことです。ガイドブックを通して作者の意図する象徴的な意味を理解しておくことは大切ですが、それを暗記したり、そのまま読み上げることはリーディングではありません。以下のポイントを意識しましょう。
- カードを見た瞬間に感じたことを大切にする
- シンボルや色、配置に注目する
- 第一印象をノートに書き留めてみる
2. 質問の質を高める
良いリーディングには、適切な質問が不可欠です。アンソニー・ルイス『タロット辞典』には、タロットリーディングには質の良い質問が不可欠であるとして「ごみを入れれば、ゴミしか出てこない」という名言が描かれています。リーディングのための効果的な質問の例として、以下にあげておきます。
- 「今の自分に必要なメッセージは?」
- 「この状況をより良くするため知るべきことは?」
- 「自分の本心を理解するためのアドバイスは?」
また、「◯◯は成功するか?」といったイエス・ノー形式のクローズな質問よりも、気づきを得られるオープンな質問を意識するように心がけましょう。
3. スプレッドを活用する
カードの並べ方(スプレッド)を工夫することで、より深いリーディングが可能になります。特に初心者のうちは、さまざまなスプレッドを試しながら、カードの解釈の幅も広げていくとよいでしょう。
おすすめのスプレッド
- 1枚引き:シンプルにその時のメッセージを受け取る
- 3枚引き:「過去・現在・未来」や「問題・アドバイス・結果」
- ケルト十字スプレッド:多角的に状況を分析する高度な方法
スプレッドも究めればいくらでも出てきますが、結局、これら3つくらいを適宜使用する程度で十分だといえます。様々な文献から1500以上のスプレッドを集め、みてきましたが、そういう結論に至っています。
4. リーディングの記録をつける
毎回のリーディングをノートやデジタルツールで記録することで、
- 自分の直感がどのように成長しているか確認できる
- パターンや傾向を把握しやすくなる
- 同じカードが頻繁に出る場合の意味を考察できる
といった効果が期待できます。わたしも初期には毎日手帳に3枚引きの記録をつけ、寝る前に振り返るということを続けていました。カードを引くだけで忘れてしまうのではなく、振り返ってみることで、新しい気づきが得られ、後のリーディングの精度が向上していくのです。
5. 環境を整える
集中できる環境を作ることで、よりクリアなリーディングが可能になります。
- 静かな場所を選ぶ
- キャンドルやお香を使ってリラックスする
- お気に入りの音楽を流す(自然音やヒーリングミュージックなど)

空間としてきれいであることはもちろんですが、場も本人も浄化されて、ざわざわしないことも大切です。いいリーディングができるときというのは、ある種の瞑想状態に入っているときといえます。そもそも集中できないような散らかった部屋などでは、そんなリーディングができなくて当然なのです。
6. 実践を積む
リーディングは経験を積むほど精度が上がります。パターンがわかってきたり、イメージの幅が広がったりするのです。
- 毎日のルーティンに取り入れる
- 友人や家族のリーディングを試してみる
- 過去の出来事を振り返り、カードとの関連を考察する
リーディングは、普段使っている部分と違う部分の脳が活動しています。左脳よりも右脳を使うという話は聞いたことがあるかもしれませんが、リーディングは右脳優位で考えることが求められるわけです。これは練習によってだんだんできるようになるため、とにかく実践を積むべきなのです。「初心者は、最低200人はみなければならない」と言われていますが、自分に対するリーディングでも、経験を積めば積むほど、制度はあがっていきます。
まとめ
リーディングを深めるためには、直感を信じ、適切な質問を設定し、スプレッドを活用することが重要です。さらに、記録をつけ、環境を整え、継続的に実践することで、より的確なリーディングができるようになります。
さらに詳しいリーディング方法については、以下の記事をご覧ください。
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