Malachite。マラカイトは深い緑色と独特の渦巻き模様が特徴の石です。この石の独特の渦巻き模様が、孔雀の羽の模様のようにみえることから、和名で「孔雀石」と呼ばれています。
マラカイトは持ち主の身を守り、繁栄と長寿をもたらすといわれています。古代エジプトでは、マラカイトを粉にしてアイシャドウとして利用されていたことが知られています。実際には、マラカイトの粉末には刺激性があり、肌のかぶれの原因になるそうです。
マラカイトは心身の癒しに優れた効果を発揮する石で、エネルギー的な毒素やよどみを浄化するはたらきがあります。ただし、浄化する過程でマラカイトの石自体が毒素や邪気を吸い込んでしまうため、こまめな浄化を必要とします。表面が曇ってきたり、水分や汗による変質も目立ちやすい石で、浄化を怠ると邪気による変質が顕著に感じられやすい石でもあります。
マラカイトはチャクラの障害物を取り除いて活性化し、霊的な導きをもたらすとされています。第三の目の上に置くことで、ビジュアライゼーション（視覚化）や霊視能力が活性化されるといわれています。心臓（ハート）の上に置くことで、バランスと調和がもたらされ、無条件の愛に心が開かれるという効果もあります。
キーワード
心身の浄化、霊的な導き、ビジュアライゼーション、ハートのバランス
関連するシンボル
クジャク
マラカイトの和名は「孔雀石」。その名の通り、クジャクの羽のような丸い模様とくっきりとした緑色が特徴である。クジャクの象徴性から「自分を輝かせる」や「本当の美しさ」とは、内面の浄化が重要であること、また「自分を認める」ことは「心が浄化」されていないとできないことであるので、これもクジャクの象徴性を踏まえた石であることがわかる。また、ビジュアライゼーションや霊視能力に効果があることは、クジャクの模様が「巨人アルゴスの目」に由来するというギリシャ神話のエピソードとつながりがあると考えられる。
登場するオラクルカードデッキ
『CRYSTAL ANGELS ORACLE CARDS』 by Doreen Virtue
マラカイトは心身の浄化に特に効果があるといわれています。このカードでは「繁栄」ということに重点が置かれていますが、マラカイト自身は金運アップに直接はたらきかけるわけではないので、ここでの「繁栄」は心身の浄化による結果であることが考えられます。つまり、持ち主が身も心も浄化されることによって、繁栄の流れをちゃんと受け取ることができるようになったということを表しているはずです。逆にいえば、浄化されていない状態だと、繁栄の流れを受け取ることができないということ。心が乱れていては、豊かさに気がつくこともできないように、浄化という目には見えないレベルで、エネルギーのよどみを解消しておくことが「繁栄」につながっていくのです。マラカイトはそんな繁栄の流れのための、心身の浄化をサポートしてくれます。
『THE CRYSTAL SPIRITS ORACLE』 by Colette Baron-reid
このカードには、直接キーワードが書かれていないので、石の効果からメッセージを考えていけばいいでしょう。マラカイトは心身の浄化を行うとともに、霊的な導きを与え、ビジュアライゼーション（視覚化）の高め、そしてハートのバランスを整える効果があるのでした。これらを一言にまとめると、いずれも心のパワーを高めることがわかります。心身の浄化は、心が純粋にいられるということ、ここでの霊的な導きとは、心からくる直感のことです。また、ビジュアライゼーションも心が成せる業であり、ゆえにハートのバランス（感情と理性、思考と直感）がもたらされる、というように解釈できます。ですから、このカードのメッセージとしては、どれか好きな効果やそのとき浮かんできた効果でも構いませんが、本質的には「心のパワーを高めること」が中心の意味になります。「心のパワー」が高まれば、思考と感情が明確になり、正しく考え、思考と直感をうまく使えるようになるのです。それこそ、マラカイトによる浄化、特に心の浄化からパワーアップによる効果です。
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