トカゲの象徴と意味【変革、適応、適度な距離感、感謝の気持ち】

動物

Lizard。住宅街でも道をサッと横切っていく影を追ってみると、トカゲだったということがよくあります。見た目が恐竜を思わせるので、なんだかロマンを感じる生き物でもあります。

カメレオンもトカゲの仲間であり、環境やストレスによって自身の体色を変える能力を持っているが、他の種類のトカゲにも微妙な体色の変化が見られる。

トカゲは、通常4本の肢を持つが、例外も多くいる。外観に四肢のない種でも骨格には足の骨が残っている。木の上で生活できる種類のものでは、指にひだ状の鱗があり垂直面でも登ることのできる種もいる。トカゲは、極地や高山を除く、陸上の様々な環境に生息している。

食性は分類、種により異なり、昆虫類、節足動物、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、動物の死骸、葉、花やその蜜、果実、種子、海藻などを食べることが知られている。繁殖形態は主に卵生だが、卵胎生の種もいる。

一部のトカゲは、外敵に襲われたときに身を守るために尾を自切する。そして、失われた尾は再生する。

トカゲは外敵から身を守るために自分の尾を自ら切断することから、日本語では、下位の組織や人に責任を被せて逃れることを「とかげの尻尾切り」と表現される。

オラクルカードでは、トカゲの生き残りのために即時に変化し適応していく(色の変化や尻尾を切ることもそのひとつといえる)性質から「変革」「適応」、また近づきすぎると逃げるので「適度な距離感」「感謝の気持ち」といった象徴として登場する。

キーワード

変革、適応、適度な距離感、感謝の気持ち、夢

関連するシンボル

カメレオン

カメレオンは、トカゲと同じなかまで、特に体色変化の特徴が有名なもののことである。トカゲと異なるカメレオンの特徴は、他にも両目をバラバラに動かすことができること、尾をぐるぐる巻くことができること、4本の足の指がクランプ状になっており、木の上で生活に適していることなどがあげられる。逆に、トカゲとの共通点も多いため、オラクルカードにおける象徴としての意味も似通う部分がある。

登場するオラクルカードデッキ

『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid

38.トカゲのスピリット(世界を実現する、夢を見てください。)

トカゲが草の上にのぼり、擬態しているのか、一瞬どこまでがトカゲなのかわからない様子が描かれたカード。トカゲの象徴は体色変化の特徴を踏まえて「変容と適応」なので、擬態している様子を表すために草も一緒に描かれていると考えられる(このカードの他の動物では背景にモノは描かれていない)。書かれれている言葉は「世界を実現する夢をみる」。つまり、自分を変化・適応させながら、夢を実現させていこうということを意味している。大きな夢をみて、どうなりたいかを想像していくことで、自分をそこに近づけるための変化を起こし、そして適応していくという流れをトカゲがサポートしてくれるということである。また、そのためには自分の本当の気持ちや夢を大切に尊重することが大切である。なぜなら、トカゲであっても、自分が望む場所に自ら近づいて体色変化したりしないし、そのために尻尾切りという大変な労力を使うことはないからである。つまり、自分の望む方向に向かうためにその能力を活用することが、大切だといえる。

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