カメレオン【変化、適応、姿を変える、第三の目、洞察力、直感】

動物

Chameleon。ギョロっとした大きな目玉に、場所によって色を変えられるという特殊な能力を持っているトカゲの仲間。この不思議な生物を知ったときには、誰しも一度は「飼ってみたい!」と思ったに違いない。

カメレオンは、トカゲの仲間に含まれるが、トカゲと異なり、体色変化が得意で、背景の色に溶け込むことができ、両方の目をそれぞれ別々に動かすことが出来るという点で大きく異なる。また、尾を巻くことができ、4本の足の指がクランプ状になっていて、木の枝にしっかりとつかまることができ、舌を伸ばして虫を捕って食べる。動くものしか認識しないので、動いているエサや水も動いていないと飲むことができない。

体色変化は種によって、変化する範囲が決まっており、その変化は必ずしも環境だけによるわけでなく、個体の状態や感情によっても変化する。カメレオンの体色変化は、視覚だけではなく、皮膚が直接反応し変色するため、体の一部を覆い強い光をあてると覆った部分のみ変色したり、眼を覆っても同様の結果が得られるとされる。一般的な関心が高く、ペットとして飼育されることもあるが、飼育は容易ではない。

主に昆虫を食べるが、大型種は鳥類や哺乳類も食べる。繁殖様式は基本的に卵生だが、胎生のものもいる。

カメレオンはほとんど木の上で生活しで、地上を歩行するのはうまくない。動きは非常にゆっくりで、木の葉などに擬態する効果もあると考えられており、驚いた際に四肢を樹上から離して、自分から下の樹上や地表に落下する種もいる。

「カメレオン(Chameleon)」という語はギリシャ語の「khamai (地上)」と「leon(ライオン)」とを合わせた言葉であるとされ、頭部周辺の発達した形状や体を膨らませて威嚇する様子をライオンに見立てたものと考えられている。また、目立つ特徴があり、ヨーロッパでも古くから知られており、関心を持たれてきた。枝の上でじっと動かず、目だけを動かして周囲を観察する様から「賢者」に喩えられることもある。錬金術などでは、「熟慮」や「賢者」のシンボルとされた。

オラクルカードでは、やはり体色変化の特徴から「適応」「姿を変える」「変化、変容」「力を発揮する」「謎」、またギョロッとした目と鋭い観察眼から「第三の目」「直感」と関連付けられて登場することが多い。

キーワード

変化、適応、姿を変える、第三の目、洞察力、直感

関連するシンボル

トカゲ

独特の特徴をもつカメレオンだが、基本的にはトカゲのなかまに分類される。

登場するオラクルカードデッキ

『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid

14.カメレオンのスピリット(あたかもそのように振舞う。)

カメレオンがカードの背景に合わせて、体の色を変えている様子が描かれている。それに合わせて、あたかもそうであるように変化していこうというメッセージのカードである。なにかを成し遂げたいと思ったとき、よく引き寄せの法則などといわれるが、あたかもそうであるかのように振舞うことは非常に役に立つことである。例えば、仕事がほしい、自分で独立したいといっている人が、アルバイトの求人募集を探していたらどうだろう?ちょっと違うと思うだろう。もちろん、開業資金を稼ぐためなどの理由があるならともかく、どうすれば独立できるか、どうやって稼ぐのか、実際に行動をはじめているひとが、うまくいくということは想像に難くない。そうやって、そのときのテーマに合わせて、自分の生活スタイルも変化させながら、理想の姿に近づいていくのが、引き寄せの法則の極意でもあるのだ。このカメレオンはまさにそんなことを教えてくれている。ただし、周囲に合わせたり、自分を無くしたりすることは自分らしく生きることを妨げるため注意が必要である。あくまで、自分らしくあるために、自分の理想に近づくための方法のひとつが、その生活をやってみるということなのだ。

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