オラクルカードは何種類持つべき？複数デッキの使い分け方

オラクルカードは、1つのデッキでも十分にリーディングを楽しめますが、複数のデッキを持つことで、より深い洞察が得られます。また、目的や状況に応じて適切なデッキを選ぶことで、リーディングの精度が向上し、より的確なメッセージを受け取ることができます。

本記事では、オラクルカードを複数持つメリットや使い分け方を詳しく解説します。

オラクルカードを複数持つメリット
オラクルカードの使い分け方
オラクルカードは何種類持つのが理想？
まとめ

オラクルカードを複数持つメリット

わたしもオラクルカードを触り始めた当初は「オラクルカードは自分の気に入ったものだけあればいい。」と思っていました。コレクションがはじまったのも、そのお気に入りを探し出すためというのが最初の目的だったはずです。しかし、オラクルカードを手に入れて、その違いを探れば探るほど、その深みから抜けられなくなって、ついにコレクターという域にまで達してしまったのです。

1. リーディングの多様性が増す

デッキごとに異なるアートワークや象徴が描かれているため、多角的な視点でメッセージを読み解けます。直感を刺激し、新たな気づきを得る機会が増えます。デッキという視点が増えれば増えるほど、ひとつの物事をさまざまな角度から認識することができるようになり、捉え方や思考に安定感が生まれてきます。カードを信頼していると「表現は違っても、本質的には同じことを指していて、その本質が大切」ということがわかってくるのです。

2. 目的に応じたリーディングが可能

特定のテーマに特化したデッキを用いることで、より的確なアドバイスが得られます。たとえば、恋愛、人間関係、仕事、スピリチュアルな成長など、それぞれに適したデッキを選ぶことで、深みのあるリーディングができます。オラクルカードは占いに用いられるものなので、幅広く対応しているデッキも多いですが、専門書や専門家の意見というように、特定の分野が得意なデッキというものがあります。どのデッキが、どの分野が得意などということは、複数のデッキを使い分けてみて、はじめてみえてくる世界観です。

3. クライアントに合わせたセッションができる

リーディングを提供する場合、お客さん（クライアント）の波長やエネルギーに合ったデッキを使用することで、より響くメッセージを届けられます。オラクルカードは、ある著者が書いたものであり、その人とクライアントが合うのか、または、わたし（術者）がその間に入ってバランスがよいか、といったことが考慮される必要があります。タロットカードにも作者との相性のようなものはありますが、タロットはむしろ、術者との関係が重要になります。一方、オラクルカードは、そのカードの言葉を伝えることになるので、クライアントとの相性がポイントになります。そのため、デッキを使い分けることができると、より有効なメッセージを届けることができるのです。

オラクルカードの使い分け方

オラクルカードを使い分けるには、その場の空気感、直感を活かすことがポイントです。カードを引くのと同じようにデッキそのものを選ぶことができれば、メッセージはもうすでにはじまっているということになります。カードを選ぶだけでも深いメッセージを感じることができるのに、それがデッキから選ぶとなると、天文学的な確率のうえにあるメッセージであると実感できます。