Flamingo。フラミンゴは、水かきのある長い脚と長い首を持ち、非常に鮮やかなピンク色の大型の鳥です。池の中に片足で器用に立っている様子で知られています。これは水に体温を奪われにくくするためだといわれていますが、バランス感覚に優れていると解釈されています。
フラミンゴ(flamingo)という名前はラテン語で「炎(flamma)」に由来するとされています。
フラミンゴがピンク~紅色なのは、エサであるエビやカニ由来のβ-カロテンやカンタキサンチンによるものなので、卵から生まれた直後のヒナの体色は白く、赤い色素の元となる栄養を含む甲殻類プランクトンを摂取することで体色が紅色になる。
ノドにある腺から「フラミンゴミルク」と呼ばれる栄養豊富な分泌液を出し、これをヒナに口移しで与えて、子育てをします。母乳を分泌する哺乳類以外でのこのような子育ては珍しいとされ、家族のつながりの強さを象徴しています。(ハトもピジョンミルクを分泌して、子育てする。)
フラミンゴは非常に大きな群れを形成することで知られており、ケニアのボゴリア湖で最大の群れ(100万匹以上)が発見されました。フラミンゴは大きく群れることで、個体数を守っているといえます。この事実は、家族や友人との関係を良好に保つこと、周囲に心を開くことの象徴です。
キーワード
バランス、家族の愛、友情、心を開く
関連するシンボル
ハート
2羽のフラミンゴが顔を近づけて並ぶと、その首と頭の形から「ハート」型に見えます。家族や友人との間の愛情を象徴する鳥として、見た目にも「ハート」が出現するのは、とても興味深いところです。
ピンク色
元は白い体色であるフラミンゴが食べ物によって「ピンク色」に染まることは意味ありげである。「ピンク」は「恋愛」や「愛」の象徴としての色でもあり、また「育成(栄養を与えること=食べること)」の象徴でもある。「ピンク色」のフラミンゴが、家族の愛(「育成」)や友情(「友愛」)の象徴となっているのはおもしろい。
登場するオラクルカードデッキ
『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid
片足で立つ姿から「バランス感覚」が優れていることの象徴となっているフラミンゴ。このカードにおけるバランスとは、物理的な状態だけなく、心のバランスのことを指しています。落ち着いて、リラックスしているとき、心は静かでピタリと一点に止まっているように感じます。実際には、心の動きが止まるわけではないので、この状態こそ、バランスを保って、そこにとどまっているという状態です。フラミンゴのカードが現れたときには、いったん深呼吸して、緊張しすぎた心をほぐして、無理に頑張ろうとするのではなく、リラックスしてみると自然な状態で物事を進ませることができるでしょう。そんなすばらしいバランスをフラミンゴが教えてくれるのです。
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