チョウ【変身(進化)、人生の魔法、魂、軽々、宇宙エネルギー】

昆虫・虫

Butterfly。大きな羽でひらひらと空中を舞う姿は、幼少期に誰しも一度は美しいと感じたことがあるであろう生物。世界中で17600種ほどが知られており、日本では250種類ほどが知られている。生物学上、ガとの明確な区分点はなく、特徴からみて総合的に判断される。

チョウの外見上最も有用な特徴は、触角の形状である。成虫の触角は細長くまっすぐ伸び、先端が棍棒状にふくらむ。一方、ガの触角はクシ状や糸状である。

チョウは、卵⇒幼虫(あおむし、いもむし)⇒蛹⇒成虫という完全変態をおこなう。成虫の口はストロー状に細長く伸びており、花の蜜や樹液、果汁など水分を吸う。

チョウは、その見た目の美しさのために無害な生き物という感覚があり、他の虫と区別されかねないくらいの評価がある。(実際には、幼虫は農作物を食い荒らしたりしている。)画題や意匠としてもチョウはよく使われる。

世界各地にチョウが人の死や霊に関連する観念が見られ、キリスト教ではチョウは復活の象徴とされ、ギリシャではチョウは魂や不死の象徴とされている。ギリシャの哲学者は、幼虫から成虫に変態していくチョウの変化を、人間が無知な生き物から、光と真実のより高貴で超越的な存在への進化に例えたとされます。

完全変態によって美しく姿を変えることから「変身」や「進化」「人生の魔法」、ひらひらと宙を舞う姿から「軽々とした気持ち」、また魂や霊魂などと関連付けられることから、さらに大きく捉えて「宇宙エネルギーとの一体化」の象徴として扱われることがある。

キーワード

変身(進化)、人生の魔法、魂、軽々、宇宙エネルギー

関連するシンボル

チョウとガは、生物学上の分類はほとんど同じであるにも関わらず、別の生物として扱われ、オラクルカードにおける象徴の意味もまったく異なるものとなっている。チョウのほうが美しさの象徴として、ガはどこか対照的な扱いになっている。

登場するオラクルカードデッキ

『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid

11.蝶のスピリット(変身は美しい)

チョウは一生のうちに3回も姿を変え、それぞれ前の段階を思い出すことも難しいほど、大きく姿を変えていきます。宙を舞う成虫が、元は地を這うあおむしだったということは、知っていなければにわかに信じがたいことです。チョウが教えてくれるのは、生きることは変化すること、変化することは美しいということです。チョウが美しく変化していくように、私たちも変化するたびに美しく変容していくはずです。チョウのようにはっきりとした段階を踏むわけではありませんが、それでも私たちも毎日のように変化して、数日前とは別人のように感じることもあるでしょう。変化は必ず起こります。そして、変化することだけが真実です。変わっていって当然なのです。変化を妨げないでください。変化を受け入れ、どんどん美しくなっていきましょう。美しい姿で、軽々と広い世界につながっていきましょう。

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