Buffalo。アメリカバイソンのこと。ウシと同じなかまの動物で、全体に重量感のある体つきをしていて、肩から背中部分にかけて盛り上がり、体の後ろ部分は低い。雌よりも雄の方が体が大きく、大きい雄だと体長が3.8m、体重は1400kg程になるものも見られ、その大きく黒い姿は圧倒的な迫力がある。
体毛は明るい褐色で、冬期には茶褐色や茶色の混ざった黒色などだが、頭部は黒っぽい。また、頭に角をもっていて、角は湾曲して短いが、それでも雄の大きいものでは50~60cm程にもなる。冬毛は耐寒性があり、体に積もった雪が溶けることなく、体温の低下をよく防ぐとされる。
バッファローは、草原、森林に生息する。メスと子供からなる20~30頭の群れを形成する。オスがこの群れに合流し、ほかの群れと合流して大規模な群れを形成することもある。オス同士では威嚇したり、突進して角を突き合わせる等して激しく争う。
食性は植物食で、草や木の葉、芽、小枝、樹皮などを食べる。通常の成獣であれば捕食されることはないが、老齢個体や病気・怪我をした個体や子供はヒグマ、タイリクオオカミ、ピューマに捕食されることもある。ただし、バッファローは警戒心が強いので、反撃されて捕食者のほうが殺されてしまうこともある。最高時速は70km/hに達し、8kmもの距離を走り続け、高さ1.8mもの物を跳び越えるなど脚力をもつため、バイソンが攻撃をやめない限り逃げ切るのが難しいのである。
野生での寿命は10~15年程度、飼育下では25年程度と言われているが、飼育下では40年の寿命を持つことが知られている。
オラクルカードでは、バッファローの大群のパワフルさから「感謝の気持ち」「豊かさ」の象徴、そして、群れが進む方向を多数決で決めて移動を行うことから「他のひとを助ける」「正しさを感じる」「方向を決める」といったことの象徴として登場する。
キーワード
感謝、豊かさ、他のひとを助ける、正しさを感じる、方向性
関連するシンボル
特になし
登場するオラクルカードデッキ
『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid
バッファローの群れをテレビなどの映像で見たときのことを思い出すと、思わず声が出るような気持ちになります。あの大きな体の黒い動物が、みんなで同じ方向を目指して、大きな黒い塊となって進んで行く。見ているだけでなんだか感動してくるし、そこには地球の豊かさを感じます。豊かな資源はいつでも提供されているというのが、このカードのメッセージです。その資源に感謝さえすればちゃんと受け取ることができ、豊かに暮らすことができるのです。しかし、ここで欠如を感じてしまうのが自分の思考です。思考は「~やるべき」とか「~しておかないと」といった危機管理の考えが浮かんでくるので、いつの間にか欠如と思うことがクセになってしまうのです。大切なことは、豊かさを感じて、楽しみ、感謝すること。それが本当の豊かさに近づくためのカギになります。ふとした瞬間に「豊かだな~」ってつぶやいてみると、今より少し、豊かさを味わうことができるようになるはずです。
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