大天使ミカエル【天使軍の長、守護、リーダーシップ、真実、明確さ】

天使・聖人

Archangel Michael。大天使ミカエル(聖ミカエル)は、旧約聖書における四大天使のひとり。またガブリエル、ラファエルと並ぶ三大天使の1人でもある。ミカエルは守護者というイメージからしばしば山頂や建物の頂上に彼の像が置かれた。保護の守護聖人であり、最も有名で、世界中で愛されている。彼の名前は「神のような存在」を意味し、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の信仰の宗教的な文章で言及されていることを意味している。

『大天使ミカエル』(グイド・レーニ)

ミカエルは光の剣(燃える剣)を振るい、私たちを恐怖や困難から切り離すのを助けるとされる。聖書によれば、ミカエルは天使達の「長」や「かしら」として表現されており、悪魔の軍勢と戦う「天使長」として甲冑をまとって天の軍団の先頭をいくという図像で描かれることが多い。

また、ミカエルは死後の世界において、死んだばかりの人の魂を導くという役目も持っているとされる。

ミカエルは、右手に剣、左手に秤を持つことから、武器と秤を扱う職業の守護者とされた。現代では、兵士、警官、消防官、救急隊員、悪魔祓いを守護対象としている。

ジャンヌ・ダルクに神の啓示を与えたのはミカエルだとされている。

スピリチュアルでは、大天使ミカエルはロイヤルブルーの光を放射し、その光で真実を照らし、対象者を保護するとされている。

オラクルカードにおいては「天使たちのリーダー」や「守護者」「保護者」として表現され、「リーダーシップ」「安全」「守られている」ことの象徴とされる。また、剣と秤を持った戦いの天使として「勇気」「正直さ」「真実」の象徴にもなっている。

キーワード

天使軍の長、守護、リーダーシップ、真実、明確さ

関連するシンボル

シカ(牡鹿)

大きな角を持つシカ(牡鹿)は「森の王」とも呼ばれ、支配と覇権を象徴し、リーダーシップの象徴としても扱われています。そのため、天使の「長」であるミカエルと関連付けられています。

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルクは、神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦し勝利を収め、各都市をフランスへ取り戻し、のちのフランス王シャルル7世の戴冠を成功させたとして知られている。ブルゴーニュ公国軍の捕虜となり、身代金と引き換えにイングランドへ引き渡され「不服従と異端」の疑いで異端審問にかけられ、最終的に異端の判決を受け、19歳で火刑に処せられてその生涯を終えた。その後、ジャンヌは1909年に列福、1920年には列聖され、フランスの守護聖人の一人となっている。このジャンヌ・ダルクに神の啓示を与えたのが、大天使ミカエルであるとされている。

『シャルル7世戴冠式のジャンヌ・ダルク』(ドミニク・アングル/1854年)

登場するオラクルカードデッキ

 『KEEPERS OF THE LIGHT ORACLE CARDS』 by Kyle Gray

Archangel Michael(大天使ミカエル)【天を信頼する】

大天使ミカエルの「守護者」としての側面にポイントが置かれたカードです。ミカエルが守ってくれているから、安心しても大丈夫、奇跡を信じて、天を信頼してくださいというメッセージになっています。町や建物を守るために山頂に置かれるくらいですから、私たち個人の恐怖や不安に立ち向かうための力を与えることは、ミカエルにとって朝飯前かもしれません。ミカエルが来てくれたからにはもう安心です。彼と彼の天使軍を信頼してください。先へ進むために不要なものは、サッと剣を振り、取り除いてくれるでしょう。オラクルカードを信じることは、この偶然を信じること。ここにミカエルが現れたことは、安心しても大丈夫と、その偶然、このタイミングを信用することそのものです。ミカエルが導く、変化の奇跡を受け入れてみましょう。

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